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人生が豊かになる、おすすめ洋画10選 [エンターテイメント]

映画はときに人の人生を左右するほどの感動をもたらすことがあります。いつまでも心に残る映画を一本でも多く見ることは、誰の人生にとっても豊かな財産となることでしょう。

見たらきっと人生が豊かになる、おすすめ洋画10選を紹介したいと思います。


●『どんなときでも希望を抱き続けること「ショーシャンクの空に」』

ヒューマンドラマ映画の名作として必ず挙げられるのが本作「ショーシャンクの空に」です。 世界中の映画ファンから高い支持を得る映画ですが、意外にもアカデミー賞では無冠(7部門ノミネート)に終わっています。 全編、静かな展開にもかかわらず、それぞれのエピソードが印象的でどんどんストーリーに引き込まれてしまいます。長く刑務所に収監されていた老囚人ブルックスが仮釈放されたにもかかわらず、塀の外の社会になじめず自ら命を断ってしまうエピソードは胸に刺さります。

監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
制作:ニキ・マーヴィン
音楽:トーマス・ニューマン
出演者:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン


●『お互いをさらけ出すことで築ける信頼関係「最強のふたり」』

2011年東京国際映画祭で圧倒的な支持を受けた「最強のふたり」は、最優秀作品賞、最優秀男優賞のダブル受賞しています。「全身麻痺」「介護」というシリアスな題材(実話をもとにしています)ではありますが悲壮感ゼロ、ひたすらポジティブに楽しめるストーリーになっています。富や地位、年齢や身体、さらには人種も関係なく強い絆で結ばれていく、「最強なふたり」に共感すること間違いなしの映画です。

監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
脚本:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
制作:ニコラ・デュヴァル・アダソフスキ、ヤン・ゼノウ、ローラン・ゼイトゥン
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
出演者:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ


●『自分のとりえを最大限に活かす「ブギーナイツ」』

舞台はポルノ業界、主人公のとりえは「巨根」。そう言われると、下ネタ全開、下品なお笑い作品と思われるかもしれませんが、いたって作品はまっとうです。作中での性的表現は、間接的(そのものを映すのではなくエディの「巨根」を見た人のリアクションで大きさを表現)ですし、映像は非常にライト、笑いも抑えが効いています。 「ブギーナイツ」は簡単に言うと一芸に秀でることでサクセスするストーリーです。平凡な高校生が大スターに、そこからの転落、再起まで。たしかに、音楽業界、スポーツ、政治、ビジネスの分野のほうがポルノ業界よりスマートで、社会的(特に日本での認知のされ方はアメリカより低い)にも認められるかもしれませんが、自分の最大の武器を活かすという点では同じです。自分のとりえは何か、これに気づくことは人生においてとても重要なことかもしれません。

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
制作:ポール・トーマス・アンダーソン、ロイド・レヴィン、ジョン・S・ライオンズ、ジョアンヌ・セラー
音楽:マイケル・ペン、カリン・ラットマン
出演者:マーク・ウォルバーグ


●『夢を実現する力「フィールド・オブ・ドリームス」』

最初から最後まで、現実にはありえないストーリーの映画ですが、見終わったあとは胸にときめきが残ります。子供の頃に見た夢を、具現化したような作品。レイの突拍子もない思いつきを後押する家族や「ベースボール」に夢を託した多くの人物たち、すべてがあたたかく安心できます。 荒唐無稽なストーリーではあますが、何もないところからビジョンを具現化していくという過程は、どこかビジネスの根本に通じる部分もあるかもしれません。ラスト、レイの野球場に向かってできた長い車の列がいつまでも胸に残ります。

監督:フィル・アルデン・ロビンソン
脚本:フィル・アルデン・ロビンソン
制作:ブライアン・E・フランキッシュ
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演者:ケヴィン・コスナー、エイミー・マディガン、ギャビー・ホフマン、レイ・リオッタ、ジェームズ・アール・ジョーンズ、バート・ランカスター


●『人生の恩人が与えてくれるかけがえのない贈り物「ニュー・シネマ・パラダイス」』

約2時間という尺の中に、少年時代、青年時代、現在が詰め込まれていますが、構成が見事で長い時の経過を分かりやすく見せてくれます。「感動」「泣ける」映画の代表格といっても過言ではない名作で、見ていない人は絶対に見るべき一本でしょう。 映画館は協会と併設で、上映する映画フィルムは神父によって編集されているというエピソードが序盤に登場します。神父がキスシーンやロマンティックなシーンをカットしてしまっているのです。それをアルフレードが繋げて上映しているいのですが、切り取られたキスシーンフィルムはバラバラに。実はアルフレードはこの細切れフィルムを一本にしているのですが、この伏線を効かせたラストは美し過ぎて、鑑賞後しばらくぼうっとしてしまうことでしょう。

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
制作:ミーノ・バルベラ
音楽:エンニオ・モリコーネ、アンドレア・モリコーネ
出演者:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ、マルコ・レオナルディ、アニェーゼ・ナーノ


●『少年たちが抱いた夢の純粋さ「遠い空の向こうに」』

ホーマーの実話をもとにしているということもあって、時代背景描写がとてもリアルです。 夢を描く若者たちの奮闘、親との衝突、ありふれた内容かもしれませんし、派手な演出があるわけでもありませんが、夢を抱くことのすばらしさを再認識、静かに感動が押し寄せる良作。映像も要注目で、寒々とした炭坑の様子や、ロケットが描く軌道などが美しいです。

監督: ジョー・ジョンストン
脚本: ルイス・コリック、ホーマー・ヒッカム・Jr
制作:ピーター・クレイマー、マーク・スターンバーグ
音楽:マーク・アイシャム
出演者:ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー


●『長い人生に深く関わる親友たち「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」』

一般的に「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」はギャング映画の名作として認知される映画です。しかし、「古き良き」時代のアメリカを背景に、少年たちが大人になり、さらに人生の終着点に至るまでを約3時間半に渡って丁寧に描き切った本作は、ギャング、ドラマなどといったカテゴリー分無用な名作といえるでしょう。 少年時代からの親友がそれぞれの人生に、深く関わり合う。良くも悪くも親友の存在が、掛けがえのないものであることを痛感させられる映画です。

監督:セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ、レオナルド・ベンヴェヌーティ、ピエロ・デ・ベルナルディ、エンリコ・メディオーリ
制作:クラウディオ・マンシーニ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演者:ロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・ウッズ、エリザベス・マクガヴァン、ジョー・ペシ、ジェニファー・コネリー


●『遠い場所で起こっているかもしれない奇跡「シュガーマン 奇跡に愛された男」』

その当時、日本でロドリゲスというミュージシャンを知る人は、皆無だったと言っていいかもしれません。アメリカでも2枚のアルバムを残し、以降音楽業界から消えてしまったそうです。もちろん「シュガーマン 奇跡に愛された男」の中で、ロドリゲスの楽曲を聴くことができますが、何度聴いても素晴らしい楽曲を残しています。 音楽業界を去ったロドリゲスは、その後、一般労働者として働き、家庭を持ちます。ロングヘアーですが、すっかり控えめな中年男性になったロドリゲス。そのロドリゲスが、1970年代に南アフリカで起こった事実を知らされ渡航、多くのファンを前にして歌う姿が胸を打ちます。

監督: マリク・ベンジェルール
制作:ジョン・バトセック
音楽: ロドリゲス


●『離れられない場所からの旅立ち「ギルバート・グレイプ」』

今思えば、とてつもない豪華キャストで撮られた映画。ギルバート役にジョニー・デップ、アーニー役にレオナルド・ディカプリオ、ベッキー役にジュリエット・ルイス。感情を内に秘めた青年を好演するジョニー・デップも素晴らしいですが、知的障害者の弟を演じたレオナルド・ディカプリオが光ります。(アカデミー助演男優賞ノミネート) 一見、素っ気ない態度のギルバートですが、実は母と弟への思いやりがある青年。愛情深いのに表現が下手で、臆病な面も持ち合わせています。そんなギルバートが小さな町、退屈な日常に縛られる姿が、じわじわと胸に迫ります。 ラストには、深い悲しみとともに襲う喪失感と未来への期待感が同時に訪れます。

監督:ラッセ・ハルストレム
脚本:ピーター・ヘッジス
制作:アラン・C・ブロンクィスト
音楽: アラン・パーカー、ビョルン・イスファルト
出演者:ジョニーデップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・ディカプリオ


●『大切な人の笑顔を守るために「ライフ・イズ・ビューティフル」』

大きく分けて、前半のラブコメディー的な展開と、後半の強制収容所でのサバイバルという構成でできた作品。この映画が、なぜ多くの映画ファンから絶賛され、愛されるのか、理由はさまざまにありそうです。ファシズム政権下で吹き荒れたユダヤ人迫害という悲しい出来事を題材にしながら、この映画は「生きることのすばらしさ」を表現しています。 愛する息子のために、身を呈して「優しい嘘」を突き通したグイド。楽しいゲームをクリアして母との再会を果たしたジョズエの笑顔。それを背景に語られる言葉に、必ずや涙することになるでしょう。

監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ヴィンチェンツォ・チェラーミ、ロベルト・ベニーニ
制作:マリオ・コトネ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演者:ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ホルスト・ブッフホルツ



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